OSS(オープンソースソフトウェア)とは

OSS(オープンソースソフトウェア)は
著作権を放棄ではなく保有したままライセンスという形で
「ソフトウェアの流通や発展のためであればいつでも自由に改変や再配布ができる」
という自由なソフトウェアのことです。

 

OSSのライセンスには下記のようなコピーレフト型(準コピーレフト型)と非コピーレフト型があります。
コピーレフト型「改変箇所や組合せた他ソフトウェアもソースコード開示義務あり」
準コピーレフト型「改変箇所ソースコード開示義務あり」
非コピーレフト型「ソースコードの開示義務なし」

 

■コピーレフト型
・GPL(GNU General Public License)
ソフトウェアの実行や再配布が自由でソフトウェアの解析、改変での配布が許されている
(第三者がソースコードを入手できる必要がある)

 

・ AGPL(GNU Affero General Public License)
GPLの利用者の範囲をネットワーク経由の利用者に拡大したライセンス
(ネットワーク経由の利用であっても利用者にソースコードの開示義務がある)

 

・ LGPL(GNU Lesser General Public License)
GPLの制限を緩和した準コピーレフト型

 

 【代表的なソフトウェア】
Linux (OS)
WordPress (ブログ型CMS)
MySQL (データベース管理システム ※商用ライセンスもあり)
Firefox (ブラウザ ※GPL, LGPL, MPLのトリプルライセンス)

 

■非コピーレフト型
・BSDライセンス
ライセンス本文と著作権、再配布条件、無保証かつ免責であることを表示するだけでよい
(再配布の際にもソースコードの開示義務がない)

 

 【代表的なソフトウェア】
FFFTP(Windows用FTPクライアント)
NetBSD、FreeBSD(UNIX系OS)

 

 ・MITライセンス
ライセンス本文と著作権、無保証かつ免責であることを表示するだけよい

 

 【代表的なソフトウェア】
jQuery (JavaScriptライブラリ)

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